買ってよかったもの

Leica M10 2ヶ月使用レビュー

「Leica M10」を購入してから、早いもので2ヶ月が経ちました。

夏の旅行に普段の散歩など、「ライカで撮りたい!」という気分のときに持ち出しています。「何がなんでもライカで撮る」という強気な姿勢は、購入当初からありません(笑)

この記事では、「Leica M1o」を2ヶ月間使ってみて感じていることをまとめました。

iPhoneやGR IIなどを積極的に使うようになった

M型ライカを買いたい場合、「これ一台ですべてが撮れる」という発想は危険です。高級なカメラですが、コンデジよりも大きくて重く、オートフォーカスもありません。また被写体から70cm離れないと撮影できません。そして何よりも、気軽にレンズを買い足すことができません!(これはメリットにもなりますが、それは後述します。)

しかしながら、M10を使い始めると、カメラに対する”力み”のようなものが無くなります。つまり、「カメラはなんでもよくて、その場その時にあるもので撮ろう」と思えてきます。

なので僕の場合、出先でiPhoneしか持っていなければ、iPhoneのカメラで構わず撮ります。速射性にこだわりつつ、少しでも画質にこだわりたいときは、「RICOH GR Ⅱ」を持ち出します。

M10を買ったからといって、無理に使う必要はないんですよね。

撮影という行為を純粋に楽しめるのは、群を抜いてライカである

そうは言っても、他のカメラでは絶対に敵わないことがあります。

それは「撮影という行為を、純粋に楽しめる」ということです。これについては、もう文句なしでライカの右にでるカメラはありません。

撮りたい被写体と出会ったら、レンジファインダーを覗き、フレーミングをしながら二重像を一致させる。「ここだ」と思ったらシャッターを切ると、歯切れのいい音とともに「写真」ができあがる。

この一連の行為を「撮影」というのであれば、ライカは最高の体験をもたらしてくれます。

他の誰かにとっては物足りない被写体だとしても、ライカのシャッターを切り、心地よさを味わえるのは自分にしかできません。

Leica M10のデザインは、引き算されて、解が出た

最後に、究極的なことを一つ。

「Leica M10」のデザインは、それ以上でもそれ以下でもなく、すでに解が出ています。つまり、完成されているということです。

色の刺激の強いモノは、その刺激が強いせいで、「飽きる」速度も速まる。目に優しい色のモノ、素材そのままのような刺激の弱い色のモノが、結局は飽きる速度も遅く、長く使える。
(『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』佐々木典士)

M10には、写真を撮るために必要な”最低限”しかありません。余計なボタンや装飾は一切排除されています。なので、そう簡単に飽きることができません。

ボタンの多いカメラは、それはそれで理由があって、なければならない人もいます。しかし、僕のような趣味で楽しむ人間にとっては、刺激が強すぎるんですよね。

また、ボディもレンズも高価なので、良くも悪くも「これで撮るしかない!」のです。僕はM10を購入して以降、カメラ・レンズの新製品情報には(ほとんど)反応しなくなりました。

3ヶ月目のM10は何を写すのだろう

環境省が発表したクールビズの期間が終わり、いよいよ季節は秋色を深めていくでしょう。3ヶ月目のライカには、そんな秋の様子を収めたいなと考えています。

しかし、背伸びをする予定はありません。行きたいと思った場所に行き、そこに秋があれば撮るだけのことです。僕がカメラを続けられている秘訣は「等身大」です(笑)

読者の皆さま、そしてLeica M10。これからもどうぞよろしくお願いします。